JIS規格における『軸の直径』廃止

機械設計において、「軸」とは一般的に回転軸をさします。
回転と動力を伝える機械要素が軸=回転軸となる。

強度計算などで計算された結果を切り上げした値を直径値として設計において採用する形になるが、よく用いる数値は、1mm刻みではなく、標準数(JIS Z 8601)をもとに決められる。

標準数は、等比数列をもとにした考え方となるが、それをもとにすると手間がかかるので、4mm以上630mm以下の軸に対して、よく用いる軸の直径を一覧でまとめられたものが「軸の直径(JIS B 0901)」である。

しかし、軸の直径(JIS B 0901)は2023年1月にJIS規格としては廃止となった。

今後は、引用規格として採用されていた「JIS B 0903 円筒軸端」「 JIS B 1512 転がり軸受の主要寸法」 「JIS Z 8601 標準数」を参考にすることになる。

3つの中で一番類似の規格の「円筒軸端(JIS B 0903)」は、6mm以上630mm以下の軸に対しての規格となり、6mmより小さい直径は規格として明記されなくなる。

最近は、ミスミなどのカタログ品がウエブサイトで簡単に調べることができるので、強度計算などで計算した結果を目安に標準品を探す手順のほうがJISの規格を調べるよりも作業時間が減るので「軸の直径(JIS B 0901)」の規格廃止に関しては、特に問題になることもないでしょう。

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